東京都には1基だけ 千葉県はゼロ
県内に多く設置されている一灯点滅式信号機だが、東京都に設置されているのは1基のみ、千葉県ではゼロと実は、地域で普及の差が大きい。

(神奈川県民)
「(Q.点滅信号を見たことがありますか?)見たことないですね。何していいかわからないというのが普通かも」
すべての撤去を進める
ルールの浸透に課題が残るなか、宮崎県警はいま、県内すべての一灯点滅式信号機の撤去を進めている。
(宮崎県警察本部交通部 大塚智樹交通管制官)
「撤去した場所っていうのは、例えば、自発光式の一時停止標識ですとか、光に反射する反射板を利用した一時停止標識、こういったものを設置して、また、場所によっては、交差点にカラー化を施したり、そういったことをして事故防止を対策を図ってます。」

撤去で出会い頭の事故は半分以下に
実際に撤去した場所ではどのような効果が出ているのか。
宮崎市高千穂通りの交差点。
周辺では、2018年度にあわせて8基の点滅式信号機が撤去され、一時停止の標識に変更された。

宮崎県警によると、この場所では点滅信号が撤去されたあと、出合い頭の事故が半分以下に減少した。
(タクシードライバー)
「(撤去の方が)いいでしょうね。そっちの方が事故防止になる。赤でも止まらない人がいるし」
県内には残り208基
徐々に姿を消している一灯点滅式信号機だが、撤去されるペースは1年に10基から20基程度で、県内にはいまだ、208基が残されている。
(宮崎県警察本部交通部 大塚智樹交通管制官)
「赤点滅信号機では必ず一時停止をして、安全確認をしてから進行し、黄色点滅であっても、アクセルを緩めて進行するなど、交通事故防止に努めて通行していただきたいと思います。」

まだまだ長い付き合いになりそうな一灯点滅式信号機。
信号無視は決して許されない。
※MRTテレビ「Check!」5月20日(金)放送分から