自転車を使いたい!でも停めるところが無い

駐輪場の収容台数オーバーはここだけではありません。

去年の調査では、熊本駅が収容率211%、平成駅が131%と収容台数を大きく超えているのです。

渋滞解消に向け自転車の利用を呼び掛ける一方で、駐輪場の整備が追いついていない状況に熊本市は…

熊本市 自転車利用推進課 酒井伸二 課長「自転車が出し入れしづらいという声をいただいています」

そこで熊本市は約4800万円を投じて新水前寺駅の駐輪場の収容台数を少なくとも70台以上増やすことにしました。

酒井 課長「縦の空間を利用して(自転車を)積み上げるような形で停められるような設備を設けるなど、いろんな工夫で(収容可能台数を)増設する方法を検討しています」

また、熊本市はバス停の周辺など新たな駐輪場の設置に向けその候補地を決めるための調査に、今年度およそ1500万円を計上しています。

新しい駐輪場の候補地は?

新しい駐輪場を整備するなら、自転車から公共交通機関への乗り継ぎが便利な場所だといいのですが、目途は立っているのでしょうか?

現在、熊本市は市電の沿線やバス停の近くで新たな候補地を探す予定だということです。

しかし、100台・200台単位で止められるようなまとまった土地を、「乗り継ぎに便利な場所」で見つけるのはかなりハードルが高いということでした。