熊本市は自転車の利用を促進し、車による通勤・通学を減らすことで長年の課題である「交通渋滞の解消」につなげようとしています。
そのためには駐輪場の存在は不可欠ですが、いま問題となっていることが。

JR新水前寺駅にある熊本市営の無料駐輪場。利用する人の多くは列車で駅まで来て、自転車で職場や学校に向かいます。

八代市から通勤「車で通勤すると渋滞しまして、家から2時間くらい掛かっちゃうんですよ。なのでJRを使っています」
車の通行量減少に貢献しているようにみえますが、一方で…

記者「こちらの駐輪場では、収容スペースの不足が慢性的な課題になっています」

24日午後6時半ごろ、職場や学校から駅まで戻って来た人たちで混雑していました。混雑がひどい日は、自転車を止めるのに苦労することも。
熊本市北区から通学「学校から帰ってくる時に駐輪場を停める場所が見つからなくて、電車に間に合わないということも時々あります」

菊陽町から通学「部活帰りになると、ここはいっぱいになっていて、停めにくい状況です。強引に入れてしまったりしていて、大変です」

去年、熊本市が調査した際は収容できる数・384台に対し、446台が止められていました。
また、新水前寺駅だけでなく他の駅の市営駐輪場でも同じような問題が起きていました。