救われた当事者「必要なときに出会った性善寺」

虎紫志織さんも性善寺に救われた当事者の一人です。
(虎紫志織さん)
「必要なときに必要な人に出会う、というような言葉ってあるじゃないですか。それが性善寺さんだったのかなと思っています」
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成人式の時に撮られた写真。そこには不満げに佇む志織さんの姿が残されています。
(虎紫志織さん)
「振袖を着たかったしセーラー服も着たかったけど、この時は絶対着られなかったから、悔しい思いをかみしめていた」
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お見合い結婚を経て息子を2人もうけましたが、「男性であること」への違和感は増すばかり。その後は離婚し、性別適合手術を受けて、去年に女性になりました。その時に相談に乗ってくれたのが宗叔さんでした。
(虎紫志織さん)
「22歳の時に家出をして親を泣かせているし、離婚をして妻も子どもも捨てたというかたちになるので。そういう負い目はあるんですけれど、これから先の人生は私のためだけに生きるんだという選択をしたわけなんです」














