高齢者万引きの「動機」で一番多いのは

富山県では万引きの被害場所はスーパーマーケットなどの商業施設やドラッグストア、コンビニが全体の9割をしめ、被害品は食料品が半数近くでした。

富山県警生活安全企画課 山本潔香巡査部長:「数万単位ではなく千円単位、数千円単位での割合が非常に多く占めています。主にですけども食料品ですとか化粧品といったものが多く目立つように思います」

2018年の法務省犯罪白書で高齢者万引きの実態を見ると…動機は「節約」が55.2%、次いで「生活困窮」が27%。財布にお金があるのに万引きをするケースも多いといいます。盗んだものの金額は、「千円未満」が40.3%、「3千円未満」が33.3%と7割以上は被害金額が少額といえます。

富山県警生活安全企画課 山本潔香巡査部長:「警察的には防犯講習、チラシのパンフレット配布ですとか、お店自身の連携ということで、1つ1つのお店にも、アイデアを出し合って、連携して協力し合って万引き防止対策をしていきたいと思います」

最後に万引きは重大な犯罪だと強調しました。

富山県警生活安全企画課 山本潔香巡査部長:「万引きは少ない額でも窃盗罪という重大な犯罪です。今後県警としましてはお店側と連携を図り万引きをしない、させないを念頭に対策を図っていきたいと考えております」