「この人がいる町ならば暮らしていけそう」移住者増加の町の共通点

「じゃあ撮ります!」

この日、全国各地の移住者を紹介する東京の雑誌社が、兵庫県から移住した山下さんのもとを取材に訪れました。

全国で移住者が増えている自治体には共通点があると話します。

(宝島社・田舎暮らしの本編集部 水野昌美さん)
「移住者が増えている町ってあちこち見ていると、行政の担当者の人柄がいい。この人がいる町ならば暮らしていけそう、って言える思える部分が大きいかなと思います」

(和気町移住推進室 飯豊信さん)
「誰でも移住してきてくれればいいということではなくて、和気町を良く知ってもらって地域性を理解して頂いた上で移住してもらう」

「それがお互いのミスマッチを防ぐことにもつながりますし、長く住んでもらえることにもつながると思う」

移住者に寄り添った支援策に取り組む和気町。新たな人生をスタートする大事な場所の決め手にはそれなりの「ワケ」があるようです。

【解説】
ちなみに和気町の移住者の年齢では、子育て世代が全体の約7割を占めています。このため和気町では
(1)18歳までの医療費が無料
(2)公営の無料英語塾などの支援策
などを行っているんですが、塾の運営には移住者も携わっています。

「丁寧な受入れ体制」が、町のさらなる活性化という好循環につながっていると言えそうです。