「岡山ー津山を結ぶ高規格道路を!」その名は?

そんな中、「岡山と津山を結ぶ『高規格道路』を整備してほしい」という動きがあるのをご存知でしょうか?その名も「空港津山道路」です。こちらは津山~岡山空港を新たな道路で結ぼう、という計画です(【画像】でそのルートを見てみると、ほぼ一直線、です)。

5月16日に早期整備の実現を目指した、意見交換会が開かれました。

津山市で開かれた意見交換会には、岡山市や津山市など2市5町のほか、地元商工会の関係者らが出席しました。1994年に地域高規格道路として計画された「空港津山道路」は全長約60キロです。

全長約60キロ...現在工事区間は5.4キロのみ

このうち事業化されているのは、「津山南道路」の5.4キロのみ。津山市平福~美咲町打穴中を結ぶ区間で、昨年末までのこの区間の事業進捗率は54%となっています。ただ、そこから南の区間の今後の事業化については、未定です。

協議会では、空港津山道路と国道53号との「ダブルネットワーク化」が図れればば、両エリアの利便性の向上や災害時の道路機能の確保が出来るといいます。協議会では、「早期の事業化に向け、今後国土交通省や財務省などに要望書を提出する」ことなどが決まりました。

まだ道半ば...半ばまでも来ていません(手前は国道53号)

まだ津山南道路も完成のめどは立っておらず、いつ開通するかは発表されていません。更にはそれ以外の区間も、事業化自体がまだまだこれから。。。

岡山ー津山間の「1時間半の壁」を超えることは出来るのか。もしかしたら高速道ルートとは逆の東回りとなる「美作岡山道路(山陽道瀬戸JCT~中国道勝央JCT)」が全通すれば、そちらがメインになるかもしれません。道路を作ることによる費用対効果はどうなるのか、ということも含めて、「空港津山道路」の今後の動向が注目されます。