「ワッショイ」と「ソイヤ」掛け声の主流は? 東京ではどっち?

お祭りといえば、「神輿を担ぐときの掛け声」。皆さんは神輿の掛け声はどんなものを想像しますか?
ホラン千秋キャスター:
なんかこう「ワッショイ、ワッショイ」みたいな
野口聡一 宇宙飛行士:
「セイヤ!セイヤ!」みたいな感じもありますよね。

南波キャスター:
神田祭で多かった掛け声、もちろん「ワッショイ」もありましたが、「ソイヤ!」が結構多かったそうです。NPO法人日本の祭りネットワークの苦田秀雄さんによると「東京の下町では元々は『ワッショイ』」だったそう。語源としては苦田さん曰く諸説あるんですが、「和を持って一緒に」→「ワイッショ」→「ワッショイ」になっていったのではないかということです。
ホランキャスター:
リズム的には「ソイヤ」の方がなんかよくないですか?
日比麻音子キャスター:
テンポが刻める感じがしますよね

南波キャスター:
では、「ソイヤ」の起源、どこから伝わってきたのかというと、苦田さん曰く、山形県「豊烈神社」の神事が発祥ではないかとのこと。高度経済成長期に、山形の若者が東京に出稼ぎに来て、そこから「ソイヤ」が広まったのではないか、ということなんです。

定着した理由というのは、“リズム”というところも関係してくるんですけど、東京は標識や看板が多い。「ワッショイ」だと神輿の動きが大きくなる。しかし「ソイヤ」だと、動きが少し小さいので、看板などにぶつからず安全、というのもあるのではないか、ということです。
ホランキャスター:
街の特性に合わせて変化して、「こっちの方がいいや」みたいなことになってたかもしれないですね。
野口 宇宙飛行士:
なんかSDGsっぽくて面白いですね。町のサイズに合わせてリズムを変えてく、というのは。