奇跡の出会いが二人を支える

※晃子さん「始める時は予想していなかったけど、私たちがやっているのを見て、『感動した』と言っていただけることがあって、その言葉にこちらも感動する」

ゴミを引き渡したあと、向かうのは宿泊地です。2人は貯金を切り崩して旅をしているためキャンプ場などにテントをはり一夜を過ごすことが多いといいます。そのなか、2人の支えになっているのは宿の提供。おいらせ町で自宅に2日間、泊めてくれたのは小笠原篤さんです。

2人と出会ったのは2022年6月、趣味のバイクで大間へツーリングをした時でした。それから約11カ月が経った5月5日、小笠原さんは東通村周辺をツーリングしていたとき2人を偶然、見つけて声をかけました。

※おいらせ町 小笠原篤さん(64)「子供と同世代の人が人力でがんばっている姿を見ると、『がんばってんな、帰りにおいで』となる」

食卓を囲みながら団らんし、奇跡の再会を祝いました。

日本一周は、2人だけで成し遂げるものではなく、地元住民との出会いがあってこそ!

「ありがとうございます」この日も、幸運なことに道路で声をかけてくれた八戸市の竹内進さんと美津江さん夫妻が自宅に招待してくれました。

藪根さんは、風呂に入って一日の疲れをほぐしたあと足のケアに余念がありません。

※藪根頌己さん「これくらいなら大丈夫ですけど、血が出てくるくらい切れてしまうことがある」