青森市でソバの実の収穫が最盛期を迎えています。香りや品質は上々ですが、2025年は猛暑などの影響で収穫量が3割ほど減少する見込みです。
青森市郊外の西田沢地区の営農組合は東京ドーム11個分、53ヘクタールの広大な畑でソバの実を栽培していて、10月中旬から収穫作業が始まりました。
実は朝晩の激しい寒暖差で生まれる香りの強さが特徴で、市内の飲食店などで使われています。
ただ、2025年の収穫は雲行きが怪しくなっています…。
須崎蓮 記者
「通常であれば、ソバは成人男性の腰のあたりまで成長しますが、こちらの畑では膝のあたりで成長が止まっています」
営農組合によりますと、2025年は畑を耕す作業が雨などで遅れたことに伴い、種を植える時期が例年の6月末から7月末にずれこみました。さらに、夏場の記録的な猛暑で生育が進まなかったということです。
このため、収穫量は2024年より3割少ない、約11トンと見込まれています。
一方で、品質は上々で生産者は「新そば」を消費者に味わってもらえることを楽しみにしています。
西田沢営農組合 山口強 組合長
「まずはソバの匂いをかいでほしい。西田沢のソバはおいしいと知ってもらえれば、作る私たちも本当にうれしい」
西田沢地区でソバの実の収穫は11月上旬まで続きます。














