熊本県は今年初めて「つつが虫病」の患者が確認されたと発表しました。

発症したのは69歳の男性です。

つつが虫病は病原体を保有するツツガムシというダニの一種に刺されて感染するもので、全身の倦怠感や発熱などのほか発しんの症状が現れることもあります。

男性は日頃から山林で植物採取などを行っていて、先月24日に発熱。

今月1日、水俣保健所管内の医療機関で検査した結果「つつが虫病」と診断されました。

熊本県内では去年、5件の「つつが虫病」が発生しています。

県は、山林や草むらなどダニが多く生息する場所に入る時「長袖、長ズボンを着用し肌をできるだけ覆って肌の露出を極力少なくする」「虫よけスプレーを使う」などの対策を呼びかけています。