聖地宣言後、提供数は約5倍に

松浦市は「アジフライの聖地」として非常に努力していて、日本各地でイベントを行っていたりですね、あるいはアジをデザインしたトートバッグ・ピンバッチ・ステッカーなどオリジナルグッズを作成。

さらに市内4か所にアジではなく"アジフライ"のモニュメントを設置。地元を走る松浦鉄道の車内のつり革には「食品サンプルのアジフライ」が。

こうした活動もあり、松浦のアジフライの知名度も上がりました。

松浦市の観光客数をみると、2017年「アジフライの聖地」宣言前は約80万人でしたが、「アジフライの聖地」宣言をしたところ約94万人まで増加したということです。聖地を宣言してからのアジフライ提供数も、宣言前の約5倍に膨らみました。

さらに、市外にも「松浦アジフライ」を扱うお店が増加しており、全国47都道府県で、1000以上あるそうです。まさに「松浦アジフライ」というのが、全国各地のアジフライ人気の火付け役になったというところです。

ホラン千秋キャスター:
もう全国で松浦アジの取り合いっていうことですよね

食べチョク代表 秋本里奈 氏:
すごいな、と思ったのが、海のある地域とかだとやはり新鮮な食材手に入るんで、刺身とかそういう「なるべく生食で」という思考になりがちだけど、それあえてアジフライで、もうそれ1本で押していくって。

さっき、松浦市をGoogleマップで調べたら、もうすぐアジフライって(お店が)出てきて、多分それで観光されてる皆さんが探されて、お店行ってるんだと思うんですけど。それぐらい広まっていってるというのはすごいですよね。

ホラン千秋キャスター:
"この町はコレ"っていう強みがあるといいですよね。

井上貴博キャスター:
アジフライ専門店の取材を今回、行かせてもらって、専門店にすることできっと、専門店側も仕入れの手間も省けるし、原価率もコントロールしやすいって考えると、理にかなっているのかな、と思いました。