先日引退を発表した高橋大輔さんがかつて所属し、倉敷のスケート文化の礎でもあるのが、「倉敷フィギュアスケーティングクラブ」です。きのう(7日)4年ぶりとなる有観客のイベントが開かれ、次世代を担う多くの才能がリンクに集いました。

(三宅咲綺さんの演技)

きのう、岡山県倉敷市にあるヘルスピア倉敷のスケートリンクで、「倉敷フィギュアスケーティングクラブ」による応援感謝イベントが開かれました。

観客を入れたのは4年ぶりで、会場には高橋大輔さんによる直筆メッセージも展示されました。リンクでは、クラブのメンバーや地元を離れて活躍している選手らが華麗な演技を披露しました。

(岡本真綸さん)
「私は春から大学で東京に行ってたんで、岡山に帰省してきたんですけど、やっぱり倉敷クラブで感謝デーがあって、すごい落ち着く空間だなって思いました」

クラブは設立から30年を迎え、高橋大輔さんをはじめ田中刑事さんなど、世界で活躍する選手を輩出してきました。偉大な先輩を目指し、国際大会で活躍する三宅星南さんも圧巻の滑りを見せます。

(三宅星南さんの演技)

(三宅星南さん)
「先日引退を発表された高橋大輔選手を見て、まあ、すごい憧れて、僕もオリンピックに出たいとすごく思っていて。ずっと憧れの存在ですので、ずっと背中を追いながら少しでも近づけれるようにがんばっていきたいです」

このリンクでは、2025年の国民スポーツ大会開催が決まっていて、スケート熱の更なる高まりが期待されています。

(倉敷フィギュアスケーティングクラブ 佐々木美行監督)
「お客さんの反応は嬉しかったし、選手たちも嬉しかったはずだと思います。本当に久々のこの場所での有観客、そして国体につながる一歩だと思っています」

高橋大輔さんに続く、どんなスターがここから誕生するのか。新型コロナを越えて、クラブの新たなスタートです。