安さが魅力の1つとなっている「回転寿司」ですが、この業界にも値上げの波が迫っています。お客さんの“回転寿司離れ”を防ぐため、各社が様々な対策を打ち出しています。

ゴールデンウイークでお金を使ってしまい、しばらく外食は控えようかと思っていませんか?庶民の味方、回転寿司の大手チェーン店が続々とお得なフェアを打ち出しています。

■ネタがでかい!贅沢フェア はま寿司「大切り&でかねた祭り」

まずは「はま寿司」。5月12日から始めたのが「大切り&でかねた祭り」です。通常より大きくカットされ、より贅沢感が味わえる高級魚「大切り炙りのどぐろ」(165円)に、蒸すことで旨みをぎゅっと閉じ込めたほたてを2つも乗せた「大粒!青森県産蒸しほたて」(110円)。

お客さん
「結構大きめですごい食べ応えがあってよかったです」
「でかいなと思って、それでお得そうだなと思って頼みました」

さらに、釜揚げして甘みをアップさせた小エビをこれでもかと盛った「特盛り!釜揚げ小えびつつみ」(110円)もあります。

はま寿司・販売促進室 岩森雪主任
「たくさんのお客様にお楽しみいただきたいということで、今回のフェアも実施しております」

はま寿司では常にフェアを開催しているといいます。この努力によりコロナ禍でも売上げは好調だそうです。コロナ禍で外食産業が苦戦するなか回転寿司市場は好調で、10年前と比べると1.6倍の7400億円規模で過去最高水準の見込みとなっています。

しかし、今年に入り原材料の価格高騰など値上げラッシュの波は大きいようで、はま寿司では5月26日から一部の高価格帯商品を1皿308円から319円(税込み)に10円値上げすることに。

<回転寿司市場>(帝国データバンク)
2011年度:4636億円
2021年度:7400億円(過去最高水準の見込み)