「5類にしないと生活できない」一方で感染拡大への不安も…

新型コロナウイルスの感染が確認された3年前から 2023年4月までの推移を月別に見ていくと、これまでに感染の流行期が8回ありました。
去年1月からの第6波、第7波、第8波、特に『第7波』の際は、感染者数が桁違いとなりました。

【住】今回、国は今月8日から新型コロナウイルスについて感染症法に基づく分類をこれまでの『2類相当』から『5類』に引き下げます。
これまでの『2類相当』では、結核やSARSなどと同様に──
感染者は “入院” “出勤停止” といった『就業制限』などが法律上義務付けられていましたが、それが、『5類』に変更されることで『季節性インフルエンザ』と同じ対応となります。

【平】具体的に、私たちに関わることといえば──
これまで、無料だった『医療・入院費用』が、8日以降は自己負担となります。
また『ワクチン費用』については、来年3月末までは無料と “期間が限定”されることになりました。

今回の対応の変化について、市民がどう思っているのか、聞いてみました。

市民:
「妥当なとこなのかなっていうふうには思ってますけど。結構、職場でも 出勤停止になっちゃったりすると大変だったので」
「やっと落ち着いたかなっていうのと、どういう風な生活をしていけば安全っていうか快適に過ごしていけるかなって」
「社会活動的にやっぱり5類にしないと やっぱり生活はもうできないですからね。ただ、私は持病を持ってるんで、マスクは使います」
「いいと思います。自分で考えて、やっぱり人のせいにしないで(自分は)自分で守らなきゃいけないかなと思います」

【住】5類に変更することについては肯定的ですが、街中ではマスク姿の人がまだ多いですね。
【平】民間の調査会社東京商工リサーチが取りまとめた長崎県内の企業32社に対する先月上旬の調査結果によると『なんらかの形でマスク着用を求めている企業』は約6割に上っています。

また、同様にJNNが先月29日から2日間行った全国調査でも回答者1,205人中、53%が「マスクは出来るだけつける」と答えており「できるだけ外す」という回答は24%にとどまっています。

【住】感染した場合、企業活動をどう維持するのか、個人の場合、どう生活していけばよいかという不安の表れなのかもしれませんね。