10種目の体力テスト 初回の合格者は・・・

福島県からただひとり参加した宮田翔さん。

会津若松市から参加した会社員・宮田翔さん(32)「私は幼い頃、航空機のパイロットになることを夢に過ごしてまいりましたがその夢はかなわず、もう一度自分の夢を真剣に考え、取り組みたい」

次のテストは体力測定です。候補生たちの基礎体力を測ります。

宮田さんも、力をふり絞ります。

学歴も性別も関係なし。与えられたチャンスをつかもうと、誰もが自分の限界と戦っていました。

滑走路を使った3キロ走です。32人の候補生たちの中にはスポーツ選手もいて、実力の差が現れます。

室屋さん「現役でやっている人は圧倒的に早いし、運動していない人はそれなり。今の状態はかなり把握できる」

3キロ走で1位だった横川さんは、室屋さんの大ファンです。

横川明昌さん(22)「室屋さん最高です。めっちゃ大好きです。目の前に立たれたときにうわって叫びそうになった」

会津若松市から参加した宮田さんは…。

会津若松市から参加した会社員・宮田翔さん(32)「つらかったです。自分の意志でしっかり決めて、あきらめずに最後までいきたい。世界チャンピオン目指してがんばりたい」

体力テストは午後も続き、1日でなんと10種目も行われました。

果たして結果は…。この日、何人が合格するのか候補生たちは知りません。結果を待つ候補生たちに、室屋さんが拍手で「全員合格」を告げました。

1位から最下位まで発表されると、候補生たちは真剣な表情で結果を見つめます。「次が本当の勝負」。すべての参加者が、全員合格の本当の意味を悟りました。

室屋さん「きょういろいろ基礎チェックをさせてもらって、体力的に届かない人もいたが、次のキャンプまでには40日あるので、その成長具合を見たい。キャンプ2はセレクションになるので、一気に半分以下に減っていく。キャンプ2はシビアなセレクションになる」

このプログラムは5年でエアレースにデビューするという高い目標を掲げていて、室屋さんは、最終的に5年後に卒業できるのは良くて2人くらいだろうと話していました。

へつづく】