鳥取県琴浦町の国道9号沿いにある道の駅「ポート赤碕」。
施設の一部がリニューアルされ、28日、お披露目されました。
そして、隣接する広場に鳥取県では珍しい「タコ公園」があるのをご存知でしょうか?今回こちらもリニューアルされ、賑わいの拠点にと期待されています

リニューアルオープンした道の駅「ポート赤碕」は、国道9号沿いにあり日本海も望めるロケーションで、赤碕町漁協直売センターやコンビニが入っている駅舎や農産物直売所などがある複合施設です。

今回のリニューアルでは、直売センター内の一角に「お食事処あかさき亭」がオープン。地元でとれた魚を使った海鮮丼などが楽しめます。

また、通路も新しくなり、海中をイメージしたデザインに。

そして駅舎の裏手には、ふれあい広場・通称「タコ公園」があり、今回ここもリニューアルされました。

遊具の上には、タコのオブジェ!
目玉遊具は高さ10メートルのローラースライダーで、以前のスライダーよりも2メートルほど高くなりました。

園児
「楽しかったです」
「いきおい良くすべった!」

キャスター 木嶋雄大
「早い早い早い、大人でも楽しめるスライダー。そしてこのタコ公園なんですけども、意外と存在を知っている人は少ないようなんです」

街で聞いてみると…。

街の人
「タコ?タコってタコやん」
「いや特にわかんないですね」
「いま初めて聞いて。凧揚げ…和凧かなんかをあげるのかなって」

タコ公園は29年前、1994年にオープン。
動くタコの乗り物もあれば、滑り台などが足のように伸びている大きなタコのオブジェまで、まさにタコ尽くし。
当時の映像では、多くの子ども達が遊んでいる姿が見られます。

しかし…。

琴浦町 福本まり子町長
「今のような安全面とかが若干欠けてた部分があるのかなと。人が少なくなったということもありますけど」

施設や遊具が老朽化する一方で、各地で道の駅の整備が進み地域間の顧客獲得競争は激化。

そこで、山陰道の道の駅「琴の浦」からポート赤碕への人の流れをつくり地域を活性化しようと、今回のリニューアルが行われました。

ちなみに…、タコがモチーフの公園は全国には多数存在し、お隣の島根県では出雲市や浜田市にありますが、鳥取県内では珍しいようです。

そんな中、なぜポート赤碕では「タコ」だったのでしょうか?

琴浦町 福本まり子町長
「やはり海が近いということもあって、海をイメージしてのことだと思いますけども」

詳しい理由は不明ですが、海が近いことや、滑り台など遊具を組み合わせるうえでタコの形が適していたという説も。

ともあれ今回のリニューアルで、かつてのように観光客や親子連れがにぎわう広場となることが期待されます。