保育園もつくれない…
井上キャスター:
自治体も難しい対応を迫られています。
市川市で、2016年に開園予定だった保育園について…

近隣住民
「子どもの声がうるさい」
「静かな場所ということで住宅を購入。こんな施設を作るのはとんでもない」
保育園側として、防音壁の設置などの対策を提案したのですが、理解が得られず、建設断念となりました。
こういったニュースをお伝えすると、「住民全員が言ってるわけじゃなくて一部の意見だろうから」「もうちょっと強引を進めてもいいんじゃないかと」いう声も出ます。行政サービスとしては、町の皆さんの幸福度を担保しなきゃいけない。難しい対応を迫られるということになるわけです。
ホランキャスター:
どうしても寄せられるのは苦情であることが多い。良いことがあったら、市民側も伝えた方がいいでしょうけど、どうしてもそういう声は届かないことが多いですよね。
歴史時代小説家 今村翔吾さん:
空き家問題じゃないですけど、静寂の街・スペースみたいなところを作って、最初から静かな場所って言っていくのもありかもしれない。
井上キャスター:
それを売りにする自治体が出てきてもいい。いずれにしても、こういう大人のいがみ合いを、子どもは見ていますから。