病院では?電車では?どこから騒音と認識

日本で、ドイツ同様の法整備がされるとどうなるのか。
萩谷弁護士に聞きました。

萩谷麻衣子弁護士
「子どもの声を理由とした訴訟や、近隣住民の反対によって、保育園などの開設を断念することは減るだろう。子どもの声は騒音ではない、と周知されることで、国民の意識改革、共存できる環境づくりにつながるのではないか」

ホラン千秋キャスター:
中には子どもの大きな声などが、とてもじゃないけど耐えられないという方もいらっしゃいます。子どもを産んで育てることが大変と言われている中、泣いてしまうことは自然なことなので、それをうるさいと怒られてしまうと、お父さんお母さんたちは、どこにも味方がいないというような気持ちになってしまいます。

歴史時代小説家 今村翔吾さん:
非常に難しい問題。僕は子どもの声は平気な方だと思うのですが、それでも、静かな場所とされる病院や新幹線で、子どもが走り回っていて、保護者が止めている様子が一切ないという時に、僕もそのときは騒音だと認識してしまっている。場所や場合によって、ある程度、詰めていった方がいいのかなとは思います。

ホランキャスター:
子どもが自由にふるまえる場所と、誰であってもマナーが必要な場所がある。

歴史時代小説家 今村翔吾さん:
子どもの声は騒音じゃない、と開き直りみたいになると、本来だったら静かにしてなければならないとされる場所で、こういう問題が絶対に出てくる。保育園や公園では一般的にはオーケーだと思う。2~3歳の子どもは仕方ないかなとも思うのですが、一方で、もうすぐ中学生ぐらいじゃないかなという子たちが、動き回っているのを見ると…

井上キャスター:
電車で、ワーッと騒いでいると、昔は大人に怒られたけど、今はSNSもあるし、ちょっと…みたいな。でも、お互い配慮して共存していきましょうと。