交通規制どうなる?県警からは意外な回答が…

交差点ごとに警察官が配置された=長野・軽井沢町、4月17日

4月中旬、外務大臣会合が開かれた長野県軽井沢町は厳戒態勢が敷かれ、一帯はものものしい雰囲気に包まれました。交差点にはバリケードが張られ、商業施設も一部休業。駅や会場周辺の通行も規制されました。

開催当日、金沢市内でもこうした大規模な交通規制が行われるのか。石川県警で、G7の交通規制などを担当する総合警備対策課の福田博課長補佐に尋ねると、意外な回答が返ってきました。

交通規制などを担当する福田課長補佐=石川県警察本部、4月

「本会合に伴う大規模な交通規制は実施する予定はない」

交通規制は行わないと、明言しました。

警察によりますと、大臣が市内を移動するときも交通を一時的に止める程度で、福田課長補佐は「『少し待ってもらえますか?』と協力をお願いするかもしれないが、今のところ通勤する皆さんに影響があるとは考えていない」と話しています。

各国のトップが集まる広島や、ナンバー2の外務大臣会合が開かれた軽井沢と比べると、市民生活への影響は限定的のようですが、石川県警は、開催当日までの情勢に応じて、常に警備計画を修正することにしていて、今後さらなる強化が図られるかもしれません。