シドニー五輪の“あの場面”を彷彿とさせるラストスパート
高橋キャスターが注目したのが、残り6周で廣中が帽子を投げ、スパートしたシーン。高橋:
2000年のシドニー五輪でのサングラスを投げるシーンを思い浮かべてしまいました!
(※高橋キャスターが金メダルを獲得したシドニー五輪のマラソン。高橋キャスターは35kmの手前でサングラスを投げ捨て、スパートした)

廣中:
本当ですかっ!?(サングラスを)取られてましたもんね。「必ず勝ちたい」と自分の中でも思っていたので、切り替えるポイントとして帽子をここで脱ごうと思って脱ぎ捨てました。

トレードマークの帽子は、中学2年生から着用する廣中にとって欠かせないアイテム。
高橋:
帽子を被ると大舞台でも落ち着きますか?
廣中:
すごく落ち着きます。帽子を被ると視界が狭まるというか前だけを見て集中できるなと最初に被った時に感じて、そこから毎回被るようにしていますね。
高橋:
その帽子でまた、廣中さんの快走を見られるのを楽しみにしています。
廣中:
はい!またこの帽子を被った姿で活躍しているところを見てほしいです。

高橋(スタジオ)
「今回万全な調子ではなくて、準備は50%程での優勝だったそうなんですね。走る前は不安も大きかったそうなんですけど、終わってしまえば50%で優勝できることが逆にすごく自信になったそうです。じゃあ100%で仕上がったらどんなタイムになるかは本当に楽しみですし、この夏に期待したいと思います」