幻のアスパラ、なぜピンクになるの?

「会津桜アスパラ」は、8年ほど前から田島地区で生産されていますが、現在手がけている農家はたった3軒のみ。そのため販売される数も少ないということです。

まちの駅南会津ふるさと物産館・嶋美緒さん「休日で混雑しているときとかゴールデンウイークとかは、持ってきて10分くらいで完売になります」
松井アナ「じゃあもう、手に入ったらラッキーですよね」
嶋美緒さん「そうですね、本当に」

一体どのように作られているのか。生産者を訪ねてみると・・・。

会津桜アスパラを生産する湯田清記さん「これなんです、なるべく光をあてたくないので、素早く入ってください。中真っ暗ですよ」
松井アナ「本当に真っ暗!」

ハウスの中は、あかりひとつありません。

会津桜アスパラは、もともとは紫色の品種のアスパラで、ここで育てることでピンク色になるといいます。

湯田さん「紫を遮光すればピンクになるんじゃないかという、車の中の雑談からきた」
松井アナ「やってみたら?」
湯田さん「完璧なピンクにならなくて、全然色つかなくて、やっぱり光を当てないとダメなんだと」

試行錯誤を重ねた結果、基本は紫アスパラを遮光で育て、時々光を当ててみたところ、きれいなピンク色になったといいます。

松井アナ「定期的にハウスを上げて、光を入れてこの色を作っているということ?」
湯田さん「私の場合は3日おきくらい」

愛情をたっぷりもらいながら育った会津桜アスパラ。そのお味は?

松井アナ「おいしい!甘いです!塩も何もつけていなくて本当に茹でただけなんですけど、噛んだら口の中に甘さがじゅわ~と広がりますね」

湯田さん「桜アスパラをずっと若い人にも続けてほしいんです。次の若い世代に桜アスパラを伝えていきたいと思っています」

みなさんも幻の「会津桜アスパラ」を見かけたら、食べてみてくださいね!

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