将来担う中学生に「萩の良さを実感して」

榎谷さんは合間をぬって中学校で職場体験も行っています。萩市生まれの榎谷さんは萩高校卒業後、岡山の専門学校で水産業を学び、山口市にあるクルマエビ養殖場に就職。父親のあとを継ぐため7年前に地元萩にUターンしてイチゴの栽培を始めました。
榎谷さん
「ずっと萩にいるんじゃなくて、ちょっと遠くの町に行って萩のよさを実感して、ぜひ萩に帰ってきてみんなで萩をよくしてもらいたいっていう思いがあります」
生徒たちは真剣なまなざしで榎谷さんの話を聞いていました。
萩西中学校1年生
「将来の夢とか、これから何をするか決まってないけど、どう進んでいくか、一歩ずつ進んで踏み出していこうと思いました」
「萩は自然がたくさんあったり、スーパーもあったりするので、萩ならではのよさを生かした仕事につきたいなと思いました」
萩の魅力伝える「はぎマルシェ」

イチゴとともに萩の魅力も伝えたい榎谷さんの活動は多岐にわたります。野菜や加工品を販売する「はぎマルシェ」。その実行委員会も行っています。
お客さん
「スーパーとかでも見つけて買ってます。よつぼしっていう種類のイチゴは子どもも食べやすくて、甘くて気に入って毎回買わせていただいてます」
会話を楽しみながらマルシェを盛り上げていました。
イチゴ狩りも家族連れに人気

もちろんイチゴ狩りも行っています。大勢の家族連れが訪れ榎谷さんのイチゴを楽しんでいました。
来場者
「出来てるものを直接獲るのは食育にもいいかなと思って。子どもも楽しんでるようです」
「子どももおいしそうに食べていました。いっぱいほおばって、口から果汁が出てました」
榎谷さん
「萩に来ていただく人を増やす、そこで萩のおいしい物を食べていただいて萩のことを好きになっていただきたいなと思っています」
視線を未来に向け、さまざまな活動を行うことでこれからの萩の農業に希望を持っています。
農業でふるさとに恩返しを

榎谷さん
「一緒にイベントやる方には20代30代の方がたくさんいらっしゃって、しかもバイタリティーのある方が多くて、これからの農業は明るいかなと思っています」
萩に生まれ、萩で育った榎谷さん。ふるさとへの恩返しがしたい。ビジネスセンスと先を見る力。萩の期待の農家です。














