山口県萩市にUターンしイチゴ栽培に取り組んでいる青年がいます。イチゴを通して萩の魅力を伝えたい。そんな取り組みを取材しました。

赤いイチゴが朝の光を浴びて輝いています。萩市椿にある、榎谷農園です。収穫をしているのが農園の代表、榎谷紘司さん(34歳)。家族とともに「さちのか」や「よつぼし」といった品種を育てています。

暖房使わず甘いイチゴに

農業用ハウスの周りはきれいに整備されすっきりしています。暖房や電照設備を使っていないためです。これが榎谷農園の特徴です。

榎谷紘司さん
「萩は年間を通して安定した暖かさがあるというところで、暖房もたかずにイチゴを作ることができます。暖房をたかないことによって適度なストレスを与えることができ、イチゴが甘くなっていくというところですかね」

地元スーパーで完熟イチゴを販売

納品先のひとつが、市内のスーパー「アトラス萩店」です。生産地と販売 先が近いため完熟したイチゴが納品できます。この店では、地元の農家を大切にしようと地産地消コーナーを設け、萩ブランドを応援しています。

「丸久」伊藤正昭商品開発部長
「リピーターの方がたくさんいらっしゃるみたいですね。お土産に買われる方も、ご自宅で食べられる方もいらっしゃいますし、非常にたくさんのお客様から支持されているイチゴだと思っています」