「次の障害があれば落馬していた」
馬術では、ウマと気持ちを通い合わせないと、障害を跳ばなかったり落馬させられたりする恐れがある。そのため、常に高い集中力が求められる。練習中、松浦さんが「R・カレラ」を上手くコントロールできない場面があった。馬上で体のバランスが崩れる。すかさず山中監督が止めた。「次の障害があったらあなたはウマから落ちている」ケガを防ぐためにも、日頃から練習の指導には熱が入る。

松浦さんは馬術の難しさをこう語ってくれた。
馬術部 松浦 夢部長(3年)
「ウマが暴れたりとか全然動かなかったりとか対処できない部分があるので、そこが難しい」
また、山中監督は“人馬一体”を目指す大切さをこう話す。
馬術部 山中 瑞穂監督
「体と心が鍛えられるスポーツではないでしょうか。ウマから信頼される人間でないといけない。心の持ちようでウマはどうにでも変わる。自分の心を映す鏡がウマかもしれませんね」