知らぬ間に犯罪の片棒を担がされて
安里さん(仮名)「返済用のキャッシュカードで使うので、準備して持ってきてくださいということで、使ってなかったキャッシュカードを持って行って、その人に預けたという感じで。ケータイも契約してくれないかとお願いされたんですけど、自分はできないと断ったら、『じゃあ出し子のバイトできませんか』って言われて」

キャッシュカードやケータイを要求するというのは、ほとんどのヤミ金業者が行っている行為。他人名義の口座やケータイを使って金のやりとりをすることで、警察に発覚されるリスクを軽減させる狙いがあるとみられています。
このようにヤミ金にキャッシュカードを渡すことは、ヤミ金に協力し犯罪行為に加担したとみられて罪に問われる可能性もあり、安里さんはいつの間にか共犯者にされていたのです。

実際に安里さんが指定された振り込み先の口座名義も女性の名前。このようにヤミ金の活動に加担してしまうことになります。