東京電力が国に申請している電気料金の値上げについて、経産省では消費者の意見を聞く公聴会が開かれました。
東京電力は平均1558円の値上げを申請していますが、公聴会では反対意見が相次ぎました。

「説明が不十分」消費者から相次いだ反対意見

東京電力の電気料金の推移を見ていきます。
※平均モデル:使用電力量260kwhの場合
去年1月分は7631円でしたが今年4月分は9126円となり、約1年で1495円の負担が増えているという状況です。

東京電力の値上げ申請が認可された場合、6月からは1か月あたり1558円負担が増え、1万684円になるとされています。

この大幅な値上げに関して公聴会では反対意見が相次ぎました。

参加者
「経営効率化がグループ全体として最大限行われていると思えません。全ての負担を国民に強いるのは反対
「電気料金の値上げというのは一般消費者だけでなく産業界への影響が甚大。その観点から値上げの正当性があるか説明が不十分であると感じた」

「説明責任を果たしたい」東京電力のコメント

東京電力エナジーパートナ―の長﨑桃子社長は「電気は国民の暮らしやビジネスの基盤であり、ご負担をかけて心苦しい限り。我が社の現状や今後の見通しなど説明責任を果たしていきたい」とコメントしています。