■ロシア 核兵器使用の可能性は?


山内アナウンサー:
何を次にというところで心配されるのが、「核兵器の使用」です。これについて、アメリカのヘインズ国家情報長官は、「プーチン大統領が核兵器を使用する可能性が差し迫っているわけではない」としながらも、「ロシア存亡の危機やNATOが介入し、ウクライナでの戦争に負けそうだと認識した場合、核兵器使用の可能性はある」と考えていると話しました。



ホランキャスター:
非常に難しいのが、ウクライナとしてはロシアに対抗して、負けるわけにはいかないといいますか、ウクライナを守らなくてはならないと思っている。だけれども、ロシアに対抗すれば対抗するほど今度ロシアが追い詰められて、核兵器を使うかもしれないと考えると、そのバランスをどうとっていけばいいんでしょうか?

畔蒜 主任研究員:
おっしゃる通りで、まさに今、ウクライナ政府もそしてアメリカも、そこのバランスをどう取っていくのか、どこに落としどころを求めていくのかっていうのが、非常に難しい。なかなか今見えてきてないところなんだと思うんですよね。ただそこを今後、探っていく必要がやはりあるということだと思いますね。

井上キャスター:
そこを探る上での外交交渉のニュースも本当に最近少なくなりました。もう戦況ばかりですね。

畔蒜 主任研究員:
そうですね。ただ11日、ロシア外務省が、要するに停戦交渉のコンタクトは続いているという発言をしていますので、その点に望みをかけたいと思います。