脱原発を表明しているドイツの環境大臣が、福島県双葉町の「東日本大震災・原子力災害伝承館」を訪問し、「福島の人々の苦しみを知ることができた」と話しました。
G7=主要7か国の閣僚級会合に出席するため来日しているドイツのレムケ環境大臣は、13日、双葉町などの被災地を訪問しています。
ドイツでは、福島の原発事故を受け脱原発を表明していて、15日、原発の停止を完了させます。
レムケ大臣は、双葉町の「伝承館」を訪れ、原発事故の詳細や今も多くの住民が避難していることなどの説明を受けました。
視察のあと、レムケ大臣は「震災と原発事故が地域の人々にいかに苦しみを与えたか明確に知ることができた」と語りました。大臣は、15日、札幌で開かれるG7の気候・エネルギー・環境大臣会合に出席する予定です。