鳥取砂丘で見つけた「面白かったこと」とは?

今回が初めてという鳥取県では鳥取砂丘を訪れ、さっそくこんなイラストを描いたのだそうです。

絵本作家 ヨシタケシンスケさん
「今回鳥取砂丘で面白かったのが、出口の駐車場のところで、砂丘に訪れた方が、みなさん靴を脱いで、靴の中の砂を出している様が、みんなが集団でそれをやっていて、面白かったです。今回、ヨシタケシンスケ展に来てくださった方が、砂丘に行ってどうしても靴の中に砂が入るように、何か心の中に砂のようなものが入って、ジャリジャリした気持ちで帰っていただけたら嬉しいなって」

また、20年以上描き続けているアイデアスケッチについては、こんな秘話が…

絵本作家 ヨシタケシンスケさん
「自分がネガティブな心の癖があって、すぐ世の中と自分が嫌になっちゃうんですね。その時に、世の中も考え方によっては良いことがあるじゃないか。面白いことも探せばあるじゃないかっていう。自分自身を面白がらせようとした記録なんです」

「もともと作家になるつもりはなくて、もともと僕は半年間だけ会社員をやっていたことがあるんですけど、会社員の仕事をするフリしながら、上司の悪口を描いていたんですね。それを上司に分からないように、描いてる時にパッと隠せるようにちっちゃく絵を描くことを半年間やっていたんですけど、そのおかげで、それより大きな絵が描けなくなっちゃったんです。自分にとって描きやすいのがこのサイズ」