ウクライナ政府の高官は、ロシアが一方的に併合した南部クリミア半島との境界までロシア軍を押し戻すことができれば、外交交渉を始める用意があると明らかにしました。

ウクライナのシビハ大統領府副長官は、イギリスのフィナンシャル・タイムズのインタビューで、ウクライナ軍が準備している反転攻勢に触れたうえで、「我々が戦場での戦略的な目標を達成し、クリミア半島との境界に達することができれば、外交交渉を始める用意がある」と明らかにしました。

一方で、シビハ氏はクリミア半島全体を軍事的な手段で解放することも排除しないとしています。

ゼレンスキー大統領は、これまでにロシア軍がウクライナ全土から撤退するまで、ロシアとの和平交渉には応じない考えを示しています。