どうなる!? 高速道路の規制 サミット期間は要注意

高速道路の交通規制に大きな影響を受ける運送業者を訪ねました。広島市安佐北区にある「ミカワ」。建設機械や重機など重量物の運搬を専門にしていて、ドライバー50人が全国を走り回っています。

5月は、広島での仕事が減ることを見越して、県外への運搬が中心でしたが、スケジュールは見通せません。

ミカワ 三川謙二 社長
「ふだんであれば、きょう積んで、翌日着でお客さんのところに届ける、現場に届けるというのを、こういう交通規制が出ると、1日早く積ませてもらって、“中1日運行” などをする」

到着日が確定できず、費用負担もあり得ることなどから、3割ほどの受注がキャンセルされたということです。

ミカワ 三川謙二 社長
「どういう時間帯にどこの道路を通るのかが分かっていれば、計画的にそこを通らないようにしてやっていくが、早く教えていただきたいなと思う」

高速道路も規制 どうやって空港へ? 空港リムジンバス運休

山陽道と広島空港とを結ぶ県道でも規制が予定されていることから、県内の旅行代理店には、影響を心配する声が届いていました。

近畿日本ツーリスト 広島支店 増本義伸 支店長
「(広島空港を利用する人から)例えば、『高速道路のリムジンバスは普通通り動くんだろうか?』とか、『航空定期便をとっているが、だいじょうぶだろうか?』という問い合わせが増えている」

5日、広島空港と県内各地を結ぶ空港連絡バスは、山陽道を通る路線についてはサミット期間中(前後を含む5月18日~22日)の運休が発表されました。

山陽道を通らない路線については通常通りか、または増便が予定されています。

空港連絡バス(5月18日~22日)
▽広島空港~白市駅 通常運行+増便
▽広島空港~三原駅 通常運行

一方で、サミット期間中の定期便について、全日空と日本航空は「今のところ、通常通り運航予定」だとしています。

近畿日本ツーリスト 広島支店 増本義伸 支店長
「情報提供が難しい中で想定しながら、旅行の時期をずらしてもらうなどの対応もさせてもらっている」

サミット対策・交通部門のトップに聞くと…

広島県警 G7広島サミット交通対策担当 須永敦雄 参事官
「こちらは、広島県警察本部の交通管制センターになります」

ここでは、24時間体制で、県内を走る主要道路の規制や信号情報をとりまとめていて、サミット期間中もここから規制の指示を出す可能性があるということです。