4月から法改正により、「自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務」となる中、熊本市の3月の調査で高校生のヘルメット着用率が0.8%だったことが分かりました。
熊本市はすでに去年10月から条例で「自転車ヘルメット着用の努力義務化」を実施しています。

熊本市は3月11日と12日、通学・通勤時間帯に市内5箇所で着用率を調査しました。
自転車で通行していた1428人のうち、ヘルメットを着用していた人は120人で着用率は8.4%でした。

これを高校生だけに絞ると、自転車で通学していた377人のうち、ヘルメットを着用していた人は3人で着用率は0.8%にとどまりました。

警察によりますと自転車乗車中に事故に遭い、死亡した人のうち約6割が頭部に致命傷を負っていたということで「法改正は努力義務で罰則や指導はないが、命を守るためにも着用を呼びかけたい」としています。