元3世信者の夏野さん 幼少期から『血出るまでムチ打たれる』

ーー夏野さんは親に宗教活動をしないと『ハルマゲドンで滅ぼされる』と言われたり、輸血拒否カードの携帯、さらには血が出るまでムチで打たれたとお話されていますが、何歳ごろのお話なんでしょうか?

(夏野ななさん・仮名)「私の場合、両親も教団内の結婚で3世ということで、生まれたときからこういう教育を受けて育ち、自分で本当に嫌だからと言って自力で出たのが中学生のときなのでそれまでずっと続いていました」

ーー血が出るまでムチで打たれるのはどういうことなんでしょうか?

(夏野ななさん・仮名)「ムチが素肌なんですよね。なので素肌に、うちの場合は革ベルトだったんですけど、もう容赦なく振り下ろされるのでミミズ腫れになって裂けて血が出るんですよね」

ーームチで打たれるのはどういうことをしたときにされるのですか?

(夏野ななさん・仮名)「週3回集会っていう宗教の教義を学ぶ会があるんですけども、そこで小さい子だと手遊びをしたり、居眠りをしてしまうんですけど、そういう場合にムチをされました」

ーー当時はどういうふうに思っていたんですか。

(夏野ななさん・仮名)「もう本当に痛いとか、嫌だとか負の感情しかなかったです」

ーーそこから逃げ出そう、何とかならないか、抵抗というのはされたんでしょうか?

(夏野ななさん・仮名)「親にもちろん私は宗教活動に参加したくないということも言いましたし、実際に例えば家出をしたりですとか学校の先生や警察の方に相談させていただいたこともありました」