宮城の県南ではサクラが開花して今週後半にも見頃を迎えます。こうしたなか4年ぶりに開かれる大河原町の「おおがわら桜まつり」でDX=デジタルトランスフォーメーションを活用した実証実験が行われます。
県内随一のサクラの名所、大河原町の一目千本桜。

27日、これまでで最も早いサクラの開花が発表され、ピンクの花が少しずつ咲き始めていました。当初の予想よりも早く開花したため4年ぶりとなる「おおがわら桜まつり」の開催も3月31日からに前倒しとなります。
こうした中、大河原町役場では齋清志町長とDX通信の杉本聡社長が、桜まつりでのDXを活用した実証実験に関する協定書を取り交わしました。

協定では、会場にこれまでより広いエリアで使用できる無料のWi―Fiを設置します。このWi―Fiは来場者の年齢や性別の解析に使われます。また、AIカメラを設置して、人の流れを把握し来年以降の警備に活用することにしています。

大河原町 齋清志町長:
「さらに大勢の方々にサクラを見に来てもらえる環境が生まれているのではと考えている。わが町を広域無料Wi―Fiの活用で大いにPRできるのではないか」

町は、実験結果を検証したうえで今後、デジタル技術を観光や地域活性化にいかしていく方針です。「おおがわら桜まつり」は3月31日から4月13日まで開かれます。