島根県松江市は新年度に組織再編を行い、県内で初めての「こども家庭センター」を設置します。
24日の定例会見で、上定昭仁市長が明らかにしました。
4月に国がこども家庭庁を新設するのにあわせ、児童福祉法改正で各市町村に来年4月までの設置が努力義務とされました。
上定市長は、市民から相談先が分かりにくいなどの声が寄せられたのにこたえ、安心して子どもを産み育てられる環境の充実を早期に図るべきだとして1年前倒したとしています。
市の組織再編では、現在の子育て部を「こども子育て部」に再編するとともに、健康福祉部から児童福祉の業務を移管して、子育てや子どもに関する業務を集約。市立病院と隣接する市保健福祉総合センターにある子育て支援センターを「こども家庭センター」に改め、ワンストップで子育て世帯や妊産婦、子どもへのきめ細やかで切れ目のない支援を提供できるようにしたいとしています。