「古町地区将来ビジョン」から「にいがた2km」へ

新潟市と商店街関係者、大学教授らが三越閉店前にまとめた「古町地区将来ビジョン」。

そこでは古町を5つのエリアに分けて、それぞれの特色を生かした将来像が示されました。新潟市はそのビジョンの具現化に向けて専門チームを立ち上げました。

専門チームは古町について地域資源が十分に生かせず、商店街に観光客を呼び込めていないと分析していました。

そこで取り組んだのが古町花街の歴史的な建物の保存や古民家を活用した複合施設整備への支援などです。こうした事業は、すべて国からの財政支援を受けて実施され、形になってきました。

新潟市都市政策部の宮崎博人政策監

【関根苑子キャスター】
「プロジェクトチームは今、どうなっているのですか?」

【新潟市都市政策部 宮崎博人政策監】
「古町だけでなく、新潟市としては『にいがた2km』というふうな形で、新しく形を変えた中に、古町のプロジェクトチームのメンバーも取り組まれている」

ビジョン策定後に新潟市がスタートさせたのが、JR新潟駅や万代地区、古町地区の賑わい作りに取り組む「にいがた2km」です。古町の専門チームも加わる形で、ともに中心市街地の活性化に向け、取り組んでいます。

【新潟市都市政策部 宮崎博人政策監】
「決して古町の考え方を別に薄くしたわけではなく、より古町を生かすためには連動をしてつなげていきたいという考えに変わってきた」