2022年の秋に始まった新型コロナウイルス・オミクロン株対応のワクチンについて新潟市では、高齢者や基礎疾患がある人らを対象に、8月末まで接種期間を延長すると発表しました。
【新潟市 中原八一市長】
「前回の接種から約半年が経過するとワクチンの効果が減少し始めますので、重症化リスクのが高い方は積極的にワクチンの接種の検討をお願いします」

この2価ワクチンについて、新潟市ではもともと5月7日までの接種を呼びかけていましたが、集団・個別接種ともに接種期間を8月末まで延長します。

ただし期間延長の対象は、65歳以上の高齢者・基礎疾患がある人・医療従事者らに限られます。それ以外の12歳以上の人は、5月7日までに接種しない場合には次回の接種機会が9月以降になりますが、詳細は未定です。
なお5歳から11歳までの子どもは、8月末までの接種がもともと可能です。
22日には、新型コロナウイルス感染症患者2人の死亡が確認されています。
新潟市によりますと亡くなった2人は、いずれも65歳以上の高齢者で、基礎疾患があったということです。

また、新潟県全体では106人の新規感染者が確認されました。
そのうち30人が新潟市です。
新たに感染が確認された106人のうち、年代別で最も多いのは40代で25人。
次いで30代が16人、20代と50代が15人などとなっています。
入院している人は68人で、病床使用率は9.6%。
21日現在で重症の人は1人、中等症の人は11人でした。
