「だんだん知らん間にね、欲望を抑えつけている」
本田圭佑さん: 子供の頃はあったはずなんです、サッカー習い始めた時、勉強をやり始めた時、芸能人になりたい、女優になりたい、将来アメリカ行ってハリウッドスターになりたい、学者になりたい、色んなことあったと思うんですけど、徐々に欲望を抑えつけているように、若い人を見ていると感じます。「言ったことできひんかったくせにまた言ってる」って言われるのが嫌になって怖くなって人間関係が壊れるのも怖いから、だんだん知らん間にね、欲望を抑えつけています。
「限界を決めずに欲望を解放しろ」と、自分がどうなりたいのかをしっかり聞いて耳を傾けて周りで邪魔をしてくる人に耳を傾けずに、自分と対話してみてください。第一ステップとして自分の目標とか夢とかこうなりたいっていうことが見えてくるんじゃないかと思います。
次に、この夢をかなえるために僕が一番大事にしていることをお伝えします。ものすごく簡単なことですが意外にやらないことです。「環境にこだわれ」ということです。例えば世界一のサッカー選手になりたいとなったときは、サッカーのレベルが上がる環境に身を置くことがいわゆるベストな訳です。目標が決まり夢を持てば、そのために必要なことって皆さん分かってるんですけど、成果が出せない人とか夢を叶えられない人の多くは、その環境にこだわっていない。環境にこだわらない状況で、めちゃくちゃ頑張ってるんです。
ありません?そういう経験、僕もあります。環境のこだわりが甘いんです、その状態はもっと伸びる場所をもっとその才能がいかされる場所があるはずで、夢に近づくスピードをもっと加速させる場所があるはずなんです。