ごみの大幅な削減が期待されます。岡山市は、これまで「粗大ごみ」として処分されていたものの、まだまだ使えるいわゆる「リユース品」の販売を、フリマアプリ「メルカリ」で始めました。

岡山市がリユース品を販売する専用ショップが、フリマアプリ「メルカリ」に開設されました。岡山市役所で行われた販売開始式で、大森市長は政令市では初となる、リユース品のメルカリへの出品に期待を寄せました。

(大森雅夫岡山市長)「捨てるにはあまりにももったいない、新品に近いようなものだと思います」

ちなみにオープンに合わせて岡山市が出品したものは…。

●自転車(防犯登録料込み)¥5,000●トレーニングベンチ&ダンベル(DVD付き)¥2,500●内転筋コアエクサ¥3,000

          

これらは全て「粗大ごみ」として一度は捨てられたものです。これまで岡山市では、東区にある「東部リユースぷらざ」でリユース品の抽選販売や無料譲渡を行ってきました。

ここ数年、粗大ごみは、コロナ禍で在宅時間が増えたため家具などの処分や入れ替えをした人が多く、増加傾向にありましたが、一方で、外出自粛の影響などでリユース品の譲渡件数は減少したといいます。

(岡山市東部リサイクルプラザ 力竹孝典 所長)
「在庫はあるんですけども、見て頂いて使って頂くというツールの一つとして、フリマアプリを使って皆さんに知っていただくことが一番重要かと思います」

(メルカリ・高橋亮平政策企画参事)「売れるんじゃないですかね、他の自治体もソファーを出して売れてました」

そこで、岡山市はフリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリなどと協定を結び、インターネット上にショップを設けることにしたものです。メルカリで購入したリユース品は、「東部リユースぷらざ」で受け取ります。

(メルカリ・高橋亮平 政策企画参事)
「オフィステーブルに使えるようなものは急に在宅勤務になった人で欲しいという人もいるでしょうし、売れるものはあると思います」

捨てるのがもったいない粗大ごみを「リユース品」としてさらに多くの人のもとへ。岡山市では今後、利用者のニーズにあわせてメルカリへ出品するアイテム数を増やしていければと話しています。

売り上げの10%はメルカリ側に支払われ、残りは東部クリーンセンターの運営費にあてられるということです。