オフピークは広がるか?
なるほど、分散してもらえれば、コストが下げられると…。では、このオフピーク定期券はどれくらい広がるのでしょうか?ウェブサイト「乗りものニュース」の編集長、中島洋平さんに伺いました。
――オフピーク定期券は広がりそうですか?
「乗りものニュース」編集長 中島洋平さん
「『利用したい』『利用する』『利用を勧められている』という方は、1割。『利用する予定はない』方が9割という状況です」
――あらら、あまり利用者が出なそうですね。
「乗りものニュース」編集長 中島洋平さん
「お店が開く時間が決まっている方、ピーク時間帯が出勤時間という方などは、全く縁がない、となります。全員が全員、ピーク時間帯を避けて通勤できるようになるのは難しいですからね。個人だけでなく、会社や社会が、このオフピークのメリットにどれだけ気づけるかが、ポイントだと思います」
個人的には安い定期を使いたいですが、そのためには、会社や社会の意識変化も必要そうですね。
となると、オフピークなど利用できない方は、結局値上げになってしまうわけですが、ではどうするか?少しでも節約する方法としては、18日からの値上がり前、「17日」まで定期を購入すれば、まだ安いので、いまある定期の残り日数と見比べながら検討をしてください、ということでした。
といっても、この節約術が使えるのは今回だけ…次回に買うときはどうしても値上げに直面します。そうなると。オフピーク定期券、となりますね。企業の働き方も変わっていくことに期待したいです。
(TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」取材:田中ひとみ)