いよいよ、サッカーJ3も開幕です。昨シーズン18チーム中17位など、このところ低迷が続いているカマタマーレ讃岐が、4シーズンぶりの開幕戦勝利を目指し、きのう(5日)ホームでアスルクラロ沼津と対戦しました。

(古川豪太記者 リポート)「ようやく全面解禁されたサポーターの声援を受けて、カマタマーレ讃岐の新たなシーズンの戦いが始まります」

「今シーズンこそは躍進を」とホーム・ピカラスタジアムに到着した選手を、3000人以上のサポーターが大きな声援で迎えました。

(サポーター)
「100%、去年より期待していますので、がんばって欲しいです」
「J2に復帰するカマタマーレ讃岐を見たいです」
「勝つ試合を、勝つことしか考えていないので、がんばれ」

17位に終わった昨シーズンから、ほぼ半数のメンバーが入れ替わった新生・カマタマーレ。レジェンド・ゴン中山監督が率いる沼津を迎えての開幕戦です。

4シーズンぶりの開幕戦勝利を目指し主導権を握りたいカマタマーレは、試合開始直後から攻めの姿勢を見せシュートを重ねます。今シーズンからチームを率いる米山監督が掲げたのは、「リーグ最多シュート、最少失点」。沼津の怒涛のシュート攻勢も、新加入のDF金井らが体をはって防ぎます。

(DF 金井貢史選手)「あれはみんなが身体を投げ出して、本当にみんなでじれずに守れたということは大きな収穫だと」

そして試合が動いたのは、後半終了間際でした。新加入の吉田を投入した、その直後。途中出場の森本が体をはってキープしたボールを、川崎がキーパーとディフェンダーの間に絶妙のクロス。そこに吉田が走りこみ、プロ初得点が勝利を決める1点に。カマタマーレ、開幕戦を勝利で飾りました。

(プロ初ゴール 吉田源太郎選手)「素直にうれしいです。まだ全然実感がわいていないんですけど、開幕戦で初ゴールを決められたというのは、本当に上を目指すにあたっていい結果を残せたと」

(カマタマーレ讃岐 米山篤志監督)「大事なのは立ち止まらないことと、振り返らないことだと思っていますので、このまま進んでいきたい。その先にあるのがJ2昇格ですね。ここに向かってぶれずに戦っていきたい」

(サポーター)「J2昇格に向けて進んでいくぞ」

4シーズンぶりの開幕戦勝利を、サポーターとともに分かち合ったカマタマーレ。次節はアウェイで北九州と対戦します。