機体が形に・・・室屋さんも「すごくいい!」
11月。スーツ姿の学生たちが乗り込んできたのはロボットや航空宇宙産業の展示会です。
先端技術を持つ企業や研究機関に混ざって、テクノアカデミーも出展しました。

来場者「こういう加工を生徒さんだけでやっているんですか?すごいですね。リアルスカイプロジェトということは本当に飛ばす?」
学生「飛ばします」
来場者「すごい!」
学生たちの取り組みに来場者も興味津々です。
作業の進み具合を確かめるために室屋さんがやってきました。

尾翼は完成が近づいていました。学生たちは慣れた手つきで作業を進めていきます。
室屋さん「自分のやっている作業が段々わかってくると、面白みが増してくるんじゃないかな」
責任を明確にして安全な飛行機を作るため、マニュアルには製造を担当した学生のイニシャルがすべての工程で記入されています。
室屋さん「きれいにできている。とってもいい、すごくいい」
今年度最後の授業。完成した垂直尾翼。そして水平尾翼が機体に取り付けられます。飛行機の後部が姿を現しました。

松下さん「ゼロからここまで1年かかりましたけど、こんな立派なものが見られて良かったです」
卒業する2年生から1年生に飛行機作りを託します。

学生が組み立てた飛行機が福島の空を飛ぶ。日本初の大きな夢は一歩ずつ実現に近づいています。

飛行機の完成まで、あと1年半だということです。