「E6系のこまち」よりも「新型のE8系つばさ」は営業時の最高時速が遅い?

「新型のE8系つばさ」は営業時の最高時速は300キロです。
「現在のE3系つばさ」は275キロ。
「E6系こまち」は320キロです。

「E6系のこまち」よりも「新型のE8系つばさ」遅いんです。
最新式でも遅い理由があるんです。
それは、乗客数を見ると新型のE8系は355人です。7両編成。
E3系のつばさは394人。ちょっと多いです。
「こまち」はというと330人でちょっと少ないんですよね。

その理由が形にあるんです。

「E3系の現在のつばさ」はどちらかというと鼻先は長くないですよね。
「長くない」ということはイコール「乗客が乗るスペースを取ることができる」んです。だから394人なんです。

「こまち」はというと、「鼻先が長い」「乗客が乗るスペースがなかなか取れない」結果的に、「速いけれど330人しか乗れない」。

「E8系のつばさ」は鼻先が“ほどよく長い”。“ほどよく長い”がポイントです。
時速300キロで、乗客数も355人ということで、「スピードと乗客数のバランスを取ることができる」というのが新型のE8系ということなんです。

つまり良いとこどりの新幹線ってことなんです。

「この良いとこどりの新幹線で、山形-東京どれぐらい時間短縮されますか?」と担当者の方に聞きました。
すると「今のところ未定です」と「まだわかりません。これから試運転をするので勘弁してください」と。今日段階ではそういうことです。