ロシアによるウクライナ侵攻から24日で1年です。

ウクライナでは今、領土の3割に地雷や不発弾が残り、復興の課題となっています。
1月、山梨で地雷除去機を視察し現地ウクライナで命がけで除去にあたる人々に同行しました。
ボディーアーマーを身に着ける一人の男性。
ウクライナの非常事態庁で爆発物の処理を担当しているマキシムさんです。
「注意!爆発物」と記された車に乗り込み目的地へと向かいます。
ウクライナ北部・ハルキウ州。ロシアの国境までわずか10kmのこの町は2022年9月までロシア軍に占領されていました。
増尾聡 記者:
軍用車両です。ロシア軍の軍用車両。破壊されたものが放置されています。こちらを見てみますと、ロケットを入れていたと思われる木箱が放置されたままになっています。
マキシムさんらは、危険な爆発物などが無いか周辺を捜索しますが、ロシア軍が撤退する際に、地雷を仕掛けた可能性もあります。
突然、雪に埋まった何かを掘り始めました。
出てきたのは、巨大なロケット弾です。それも、何十本と出てきます。2人がかりで車両の荷台に積み込みますが…
増尾聡 記者:
ロシアが占領していたときに使用していた兵器です。それがそのまま放置されて・・・危ない!今重みで転びました。そして持ち上げていたロケット弾も倒れてちょっとドキッとしましたが。
ウクライナ国家非常事態庁 マキシムさん:
ロケットは爆発する可能性がありますし、その一部が人口密集地に飛ぶ可能性もあります。非常に危険です。
危険と隣り合わせの作業が続いています…。
日建会長 雨宮清さん:
砲弾を盗まれないために周りに地雷を置くことがあるから、非常に危険ですよね。雪の中ですから特にわからないですよね。
いろいろなところに隠されているんだよね。