■MLB レッドソックスキャンプ(日本時間21日、米・フロリダ州フォート・マイヤーズ)

レッドソックスの吉田正尚(29)が初のライブBPでサイ・ヤング賞を2度受賞したC.クルーバー(36)と対戦、11球のうち2安打をマークした。

野手組のキャンプインとなったこの日、3月開幕のWBCのため早めにキャンプ地入りしていた吉田は守備練習を行った後、打撃練習で25スイング中5本の柵越えを披露。さらに今季初となるライブBPではサイ・ヤング賞を2度受賞したクルーバーと対戦。
吉田は第1打席の5球目、甘く入った86マイル(138キロ)の球を強振し、ライト前に強い打球を弾き返した。さらに2打席目でも、積極的にストライクゾーンを振りにいき、80マイル(129キロ)を捉え、こちらもライト前に弾き返すシャープなスイングを見せた。3打席目は、ボール球をしっかり見極め、難しいボールには手を出さなかった吉田。クルーバーの球数が来たため対戦は終了、11球対戦し2打数2安打とした。

クルーバーとの対戦について「まだまだ調整だと思うんですけど、一流のピッチャーから、今日初めて打席に立って色々なボールを見れたので良かったです」と話した。「打つべき球を今日は打てたかなと、ボール球もしっかり見逃せましたし、そういうところは引き続き継続しながら、あとは精度で質、強度というところを上げていければいいステップアップになるのかなと思います」と、手応えを感じていた。

合流が遅れている侍ジャパンの合宿については「引き続き、強い気持ちを持ちながら、こっちで調整をしながら、一気に上げないようにしっかりこの、大阪での試合(3月6日、7日)ですかね、そこが最初のユニホームを着ての試合となると思いますので、そこにしっかり調整できるようにしていきたいなと思います」と語った。