トイレットペーパーは空前の「倍巻き」ブーム


そしてティッシュだけでなく、売れ筋変化は、トイレットペーパーにも…


お客さん

「たくさん入っているのはいいことかも」

「結構トイレットペーパーを買いに行く回数が減りました。買いに行く手間は省けます」

いま注目を集めているのは、通常のものよりも紙が長く巻いてある、いわゆる「倍巻き」のトイレットペーパーです。


大王製紙では1.5倍巻きや2倍巻きなど3種類の倍巻きロールを生産。ここ数年で劇的に倍巻きの売り上げは伸びていて、売り上げは5年前と比べると、およそ2倍になっているそうです。

ドラッグストアやメーカーによると、売り上げを伸ばしている背景にはお得感というよりも、コロナ禍ならではの理由があるようです。

大王製紙 ファミリーケアマーケティング部 宮本朋宣 課長

「コロナもあって、外出する頻度も減ったことこともあります。そういった中で、まとめ買いというのが非常にお客様の中で多くなりました。その中で長巻きのトイレットペーパー自体が伸びてきたというのが背景としてはあります」

消費者の要望に応えようと、各社がしのぎを削っているトイレットペーパーの長巻き。今後もどんどん長くなっていくのでしょうか。


大王製紙 ファミリーケアマーケティング部 宮本朋宣 課長

「チャレンジはしていきたいという風には考えていますけど、やはり品質というところを一番の肝において、これからも開発製造販売を続けていきたいと思います」

ニーズの変化に合わせて、ペーパーの「常識」も次第に変わり続けています。