島根県港湾空港課によりますと、9月2日、県の水産課の職員が、島根県松江市美保関町内の七類港で、外来生物法の規定に基づき特定外来生物に指定されている「セアカゴケグモ」らしき1匹を発見、その後、セアカゴケグモであったことが確認されました。
県は5日と9日に周辺の点検を行い、セアカゴケグモ11匹と卵のう14個を発見、その場で殺虫剤などで駆除しました。
けがなどをした人はいないということです。
七類港で確認されたのは10件目です。
セアカゴケグモは、屋外に置かれている三角コーンの内側や、草むらにあるコンクリート部材の下、屋根の下のゴミ溜まりなど、直射日光の当たらない低い位置の物陰で多く見つかったとのことです。
県は11日に、隠岐汽船が寄港する他の港(境港、西郷港、別府港、菱浦港、来居港)のターミナル周辺等で緊急点検を実施。
また、隠岐汽船の利用者や港湾利用者に対して注意喚起を行うことにしています。
島根県港湾空港課では、セアカゴケグモを見つけた場合は
○決して素手では触らず、軍手を着用すること。
○駆除する際には、家庭用殺虫剤を噴霧する、または靴で踏み潰すこと。
○発見した場合は、最寄りの市役所や役場に連絡すること。
を呼び掛けています。