■MLB エンゼルスキャンプ(米・アリゾナ州)
エンゼルス・大谷翔平(28)が2年連続で開幕投手を務めることを日本時間17日、ネビン監督が明言した。この日、午前9時45分から行われた会見で大谷は開幕投手について「それは特別なことなので、もちろん精一杯頑張りたいなと思っていますし、まだ何も言われていないので」と話していたが直後にネビン監督から直々に伝えられた。
キャンプ2日目に行われた大谷の会見には日米だけでなく韓国など、約50人の報道陣、10台以上のカメラが立ち並び、世界中からの注目度の高さが伺えた。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関しても多くの質問が投げられ、「いつか出てみたいと思っていた大会。個人的にすごい楽しみにしているし、優勝目指して頑張りたい」と意気込みを語った。コンディションについては「今のところ体調もすごく良く、申し分ない。去年よりもさらにいい、今までの中でも一番いい」と万全の状態だ。
会見でエンゼルスの開幕戦となる日本時間3月31日のアスレチックスの先発について「それは特別なことなので、もちろん精一杯頑張りたいなと思っていますし、まだ何も言われていないので、まずはしっかり調整して、投げられるというところを見てもらう必要があるかなと思います」とした。ネビン監督は「今日の会見の後に、オフィスで会話をして、彼が開幕戦の先発投手になると伝えました」と明かした。
今年、契約最終年となる大谷。「どうなるか今後わからないので、もちろん今の段階ではエンゼルスに所属してますし、このチームで優勝したいなという気持ちが一番かなと思います」と語った。
練習は10時半ごろにフィールドに現れると、今日は野手グループに参加。トラウトらチームメイトとともに外野でミーティングを行なってからウォームアップを開始した。その後は5分間ほど内野でベースランニングに汗を流しフリー打撃へ。大谷はレフト・ライトへ満遍なく打ち込み、最後はライト側の球団施設に飛び込むほどの特大弾を放ち30スイング中、4本の柵越えを披露した。