■MLB レッドソックスキャンプ(日本時間17日、米・フロリダ州)
レッドソックスの吉田正尚(29)がメジャー1年目のキャンプを迎えた。レッドソックス練習施設には吉田の他にR.バース(26・ドミニカ代表)、A.バーデューゴ(26・メキシコ代表)、E.ヘルナンデス(26・プエルトリコ代表)など、WBCに出場する各国の豪華なメンバーがそろった。
吉田は練習の時間に合わせ通訳を交えて、N.クルック(27)と談笑しながらグランド入り。J.ターナー(38)、T.カサス(23)の3名でキャッチボールを行い、守備練習ではゴロ捕球とフライ捕球、そして打撃練習に向かった。吉田は広角に打球を弾き返し24スイング中1本の柵越えを披露。簡易だったがグリーンモンスターを越える特大の一発を放ち、パワーを見せつけた。
練習後、日・米合同の囲み取材に応じた吉田は「やっぱり見たこともない球、軌道、打球の質、守備でもそうですし、やっぱスピードだったり、そういうのはなかなか対応していくのっていうのは、難しいことだと思いますので、そこをなるべく早く、ちょっとでもたくさん、失敗もあると思うんですけども、経験してしっかり、また同じミスをしなかったりとか、さらにレベルアップしたい」と話した。
日本では侍ジャパンの合宿が日本時間17日に始まった。合流が遅れている吉田は「素晴らしいメンバーが集まっていますし、その中で、素晴らしい時間を過ごしたいなと思う。やっぱり優勝という、第一回、第二回優勝して、第三、四は優勝から遠ざかっていますので、そこがもう国民全員の思いだと思いますし、僕たちもそのために必死にプレイして、いい報告ができたらなと思いますし、その一員になれたらいいなと思う」と力強い言葉を残した。
WBCで準決勝まで勝ち上がると対戦する可能性があるチームメートとの練習には「本当にトップ選手が、たくさんいる中で一緒にその場の雰囲気だったら違うと思いますし、今は、楽しく和やかに話してますけど、実際、同じフィールドに立った時は本当に勝ち負けを決めて戦うので、また違う雰囲気になるのかなと思っています」と語った。